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【第9回】夢二カフェ 五龍閣

大正ロマン漂う、和洋折衷の迎賓館
 
 製陶家・松風嘉定氏の邸宅として、大正10年に建てられた鉄筋コンクリートの建物。設計は、vol.5で取り上げた旧京都府立図書館の設計者でもある武田五一氏。清水寺へと続く清水坂から少し奥まった場所にあり、当時は迎賓館として使われていたそう。4階建ての建物はちょっとした天守閣のような存在感で、高い天井、重厚感たっぷりのしつらえ、とりわけ入ってすぐのところにある3階までの吹き抜け空間は圧巻! そして洋風建築の先駆けらしく、洋館でありながら屋内には靴を脱いで上がるスタイルで屋根も日本瓦と、和文化が色濃く残っているのも面白い。
京都府庁
建物に入るとすぐに目を奪われる、3階まで続く吹き抜け階段室。照明もすてき。

 現在は、湯豆腐の老舗「順正」のカフェとしてオープンしており、豆腐料理店が手掛けるからこそのおいしい豆乳を使ったスイーツは絶品だった! 私のお気に入りは、太陽の光がやさしく降りそそぐサンルーム。こんな素敵なレトロ空間で過ごせるなんて…昔からあるものをこうして今に受け継いでくれている「順正」さんに心から感謝(笑)
京都府庁
明るい陽が差し込むサンルーム。ことり(!)が羽ばたくデザインのステンドグラスにも注目。

 ちなみに夢二カフェとあるのは、オーナーの祖父が竹下夢二と親交があったことから。夢二の原画も多く飾ってあり、夢二ファンにも見逃せない場所。


  夢二カフェ 五龍閣(ゆめじかふぇ ごりゅうかく)
DATA:大正10年(1921年)/国の登録文化財
  京都市東山区清水2丁目239/
  営業時間:10時~18時/
  営業時間:11時〜17時、不定休

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